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メモ:映画「ラ・ラ・ランド」(続)

 「ラ・ラ・ランド」では、若い二人が高台で踊る場面が

印象的だった。

ポスターにも使われているが、この映画で一番記憶に残る

シーンと思う。

この二人が踊る場面はてっきりスタジオでの撮影だと

おもっていたら、実は野外撮影だった。

ネット上のスチル写真には踊る足下の地面に微かな段差がある。

スタジオ撮影でわざわざこんな段差を作ることはないだろう。

わたしがスタジオ撮影と思ったのは、幾つか理由がある。

このシーン全体が1950年前後のミュージカルの雰囲気を

再現しているからだ。

そっくり同じシーンということではなく、広々とした

空間で若い美男美女が二人きりで踊るシーンは

当時のミュージカルのハイライトだった。

例えば、「バンドワゴン」(1953)のこのシーンだ。

フレッド・アステアシド・チャリースが公園の

ベンチと灯りの下で踊る様子が、「ラ・ラ・ランド」の

画面の源の一つになっていると見ていい気がする。

また、「ラ・ラ・ランド」のこの場面の照明がいかにも

人工的だった。

これは野外撮影でも影が目障りだからということよりも、

再現しようとしている昔のミュージカル(のイメージ)が、

スタジオのセット撮影を舞台の書割りのように

描いたのを模しているのだと思う。

 ロスアンゼルスの街を詳しく歩いたことはないが、

映画は地元の名所らしき所をいろいろと映していた。

プロネタリウムのある天文台を中心とした?辺り一帯は

グリフィスパーク(Grifith Park)という公園だ.

ネットで調べていくと、二人が踊ったあの高台はその公園の

「キャシーズ・コーナー」(Cathys Corner)」という名前だと、

複数のサイトにあった。

きっと地元の人なら、二人が踊るシーンにすぐ

あそこだと分かる場所なのだろう。

(二人が座るベンチと街路灯は撮影用に準備されたもので、

実際にはないのだとか)。

きっと今は観光客が押すな押すなとひしめいているのだろう。

もし次にロスに行く機会があれば、わたしも訪ねるような

気がする。