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詩「たとえるならそれは」

「たとえるならそれは」

目の前に沢山の

紐がぶら下がっている

どれも似たような

大して特徴のない紐

この中の幾つかは当たりだよって

囁いたのは誰だったろう

日常に迷ったら引く約束事を

頑なに守ってきた

引っ張ってすぐ

答えが分かるものもあれば

引っ張っても引っ張っても

紐が続いているものもある

雨の日も風の日も毎日さ

20年以上引っ張り続けて

やっと出た答えが

ハズレだったら

それは面白すぎるジョークだよね

たとえるならそれは

こんな気分だったんだよ

全部引っ張ってやる