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シーズンイン、冷やしたぬきそば!!

冷たいのも暖かいのもたぬきそばをオーダーすることが多い。天ぷらそばより圧倒的に安いながらそのコクを味わえる庶民の味方だ。丼とのセット物にたぬきを標準装備するところも多いからなおさらである。

4月の20日前後のこと、会社近くでちょくちょく通っている江戸時代より続くが気取らないそば屋『布屋更科』に、そろそろだろうと入った。そろそろというのはもちろん冷やし物である。が、この日はまだ始まっておらず残念ながらせいろ物にした。「きっとゴールデンウィーク明けだろう」なんて覚悟したが、つい先日通りかかったら表に堂々とメニューが張り出してあり、生姜焼き定食に向かっていたのを変更して入店し舌鼓を鳴らした。

そば屋にはたぬきときつねをラインナップしていながら、メニューに書かない店がたまにある。お客さんをだまくらかすようなメニューは書かないって、粋な話を漫画で読んだことがある。『布屋更科』の真意はわからんが、オーダーすればしっかりと出てくる。冷やしはだます二匹の前に冷やしと入るから大目にみるのか壁のメニューに記すのである。

飲食店にワクワクさせられる言葉は多く、そんなのも四季を愛する我々が育ててきたさりげない文化ですな。この時期だと冷やし中華はじめましたも見かける。いよいよ夏が近づいてきたのだ。かき氷とか僕ら世代だったらコパトーンはじめましたなんていいコピーですな。歳を重ねるごとに暑いの寒いのが苦手になったなんて逃げ口上はやめて、今年も夏を120%謳歌しようじゃないか。灼熱の夏よ、かかってきなさいと冷やしそばをかっ込みましょう!!

 

<プロデューサーのつぶやき>

自身が昭和40年生まれでもある初代編集長で、現在はプロデューサーとして活動中の北村が、思ったこと、感じたことを同世代へのメッセージを込めて書き連ねます。(本エントリーは、本誌ブログを再掲載したものです)